容量設計



構成部材の表

スキーマで選択した構成部材の種類は、ここに一覧表記されます。表で構成部材の種類を選択すると、該当する構成部材に関する種類の入力マスクが下にすぐに表示されます。

中間結果

表示された中間結果は、記録データの確認と最適化に利用されます。差分は指標で表示されます(熱源機器の出力が需要よりも低い場合は「不足」と表示されます)。


構成部材データ

「説明」のところで説明を変更できます。この変更は製品データに転送されます。

さらに、「製品の選択」ボタンを使ってカタログデータベースを開き、適切な機器を選択することができます。このデータはカタログの構成内容に付属するもので、定期的な更新により常に最新に保たれるようになっています。お探しの機器が見つからない場合、当社に機器のメーカー名をお伝えいただければ、その機器のデータをお送りいたします。 

「製品を削除」ボタンを使用して、選択したカタログデータをプロジェクトから削除できます。

ヒートポンプ

ここでは、ヒートポンプの仕様データと熱源の基本設定を入力します。

電気料金は「選択」ボタンを使用して設定します。事前定義されたリストまたはユーザー設定のリストから、料金を読み込むことができます。プロジェクト全体の料金は、メニューオプション「プログラム定数」で定義できます。選択した電気料金は、収益性とシミュレーション停止期間の計算に関係してきます。

製品カタログにある特定のヒートポンプを使用しない場合は、標準的なヒートポンプを使用することもできます(ただし、ライセンスによってはご使用になれない場合もあります)。その場合は、必要な定格出力を入力できるように、既存カタログから読み込んだヒートポンプを「製品の削除」で削除する必要があります。ただし、できるだけ実際の条件に近い設定でシミュレーションするには、カタログのヒートポンプを選択することをお勧めします。

コンポーネントの熱源を定義する場合は、「内部補助熱源機器」のフィールドを編集できます。

「グラフ」セクションには、特性曲線項目の情報が含まれています。特性曲線はカタログデータから取り込まれ、シミュレーションに適用されます。


タンク(槽)

ここでは給湯槽およびバッファタンクの詳細が表示されます。最も重要な情報は容量です。

バッファタンクの熱損失は、寸法、断熱、周囲温度から計算されます。

電気ヒータなどの内部電助熱源機器が存在する場合は、その容量設計もここで行えます。熱源要素の稼働電力を太陽光発電だけで賄うこともできます。


太陽光発電システム

太陽光発電システムの容量設計は、該当する太陽光発電ビューで行います。すべてのデータを網羅するために、太陽光発電のデータをここにも一覧表記します。

地中熱交換器

スキーマでの熱源の入力にしたがって、「水平埋込管」または「地中熱交換器、ダブルU字管」データの容量設計をここで行います。これら2つの熱源の入力フィールドは同一です。リストから既存の土壌タイプを選択します。熱交換器の種類については、使用したい地中熱交換器の種類を指定します。掘削深さを示すために、「設計例」にVDI 4640に準じた地中熱交換器の設計容量例が示されています。不凍液の往流温度(一定であると想定)がシミュレーションの結果を大きく左右します。