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このウィンドウは、各種の熱源機器を比較するのに使用します。一般的要因、建物情報、エネルギー源に基づいて、熱源機器の長期コストを算定します。分析結果はグラフ表示されるので、コストの違いが一目瞭然です。分析のなかには事前設定されたものもありますが、そのようなものも個別に変更や削除できます。


このウィンドウは、次のセクションに分かれています。

一般的要因


一般的要因はすべての分析に共通します。これによって、個々の分析を相互に比較できます。

  • 対象期間コスト分析の対象期間。
  • 金利:コストに適用される利子率。
  • インフレ率:熱源機器の一般的な価格上昇率。

エネルギー源

各種エネルギー源の(kWhあたりの)現行単価をインフレ率とともに一覧表記したリスト。予想に応じて柔軟に設定できるように、エネルギー源ごとにインフレ率を個別に定義することも可能です。

分析結果のグラフ

ここでは分析結果を比較するだけではなく、分析を編集、作成、削除することも可能です。


分析の編集

グラフの棒をクリックすると、分析を個別設定するためのダイアログボックスが開きます。このダイアログでは3つのタブを使用できます。

対策」タブでは、熱源機器、その稼働寿命、効率、年間の性能係数を調整できます。耐用年数が過ぎたら、新規設備投資が必要になります。対象期間の終了時にまだ耐用年数が残っている場合は、残存価額が貸方に計上されます。

コスト」タブには、各コストの詳細が表示されます。

投資コストの計算には、幾つかの方法があります。すなわち、「包括的概算」、「ユーザー設定値」、「ユーザー設定の近似値」という3つの方法です。右側のグラフは、指定された性能で期待される投資コストの概要を示します。

「包括的概算」は、熱源機器ごとに既に保存されています。固定値を適用したい場合は、「ユーザー設定値」に入力できます。経験値に基づいて、または製品シリーズの仕様に応じて性能と価格の組み合わせを変更する場合、これらを「ユーザー設定の近似値」の表に入力できます。入力すると、近似値が計算されます。この近似値は右側にも表示されます。暖房負荷が定義した範囲内(最小出力と最大出力の間)にある場合にのみ、投資コストの計算が実施されることにご注意ください。

新規分析

プラス記号の付いた棒をクリックすると、新規分析を作成できます。「分析のカスタマイズ」ダイアログが開き、新規分析をカスタマイズできます。

分析の削除

棒グラフの右上隅にある赤のバツ印をクリックすると、その分析を削除することができます。

比較

それぞれの棒グラフの横には、以下のような3つのアイコンが(最大で同時に3つ)表示されます。

 最適長期コスト 検索/置換

 現行の既設/標準熱源機器

  計画熱源機器

これに加えて3つの照合比較があります。

既設/標準熱源機器と最小長期コストの熱源機器の分析比較


既設/標準熱源機器と計画熱源機器の分析比較


最小長期コストの熱源機器と計画熱源機器の分析比較

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