使用プロファイルで、建物がどのように使用されるかを定義します。たとえば、「1世帯家屋」のボタンを使って
相応のプロファイルを選択できます。選択リストでは、事前定義されたプロファイルと、ユーザーが作成したカスタムプロファイルを使用できます。建物の事前定義プロファイルまたはユーザー定義プロファイル(クロスプロジェクト)を選択した場合、プロファイルの設定値はすでに事前に入力されています。これらの値は必要に応じて変更できます。
使用プロファイルには以下のプロファイル領域があります。
Inhalt |
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家庭用給湯
選択した使用プロファイルに応じて、給湯消費量が事前設定されます。1人1日当たりの給湯量(60℃)がリットル単位で示されます。各建物の在室人数も入力する必要があります。
日次プロファイルは、1日の給湯量に占める1時間あたりの給湯のパーセント割合を示します。したがって、日次プロファイルを24時間積算すると100%になります。
日次プロファイルにおける在室率により、熱出力が算定されます。1日における給湯量の分布が均等であると、給湯に必要な熱量は少なくなります。
電力消費
ここで設備の電力プロファイルを作成します。つまり、発電とは別に設備自体の電力消費について、どの電力需要をプロジェクトに割り当てるかを定義します。電力プロファイルを定義しない場合(消費電力=0 kWh/年)、設備の電力消費を考慮せずに、設備の計算が行われます。ここで電力プロファイルを定義した場合、そのプロファイル(需要、消費量、負荷)の何パーセントを発電設備で賄えるかをシミュレーションします。経済性の分析には、電力プロファイルを考慮することが重要です。電力プロファイルにより、1年の全時間数(8760時間)の電力需要、つまりプロジェクトの電力消費量を定義します。この電力プロファイルは、日次プロファイル(24時間)に細分化されます。
つまり、理論的には年間プロファイルは365日の日次プロファイルに細分化できます。ただし、365日の日次プロファイルを定義できないため、曜日別プロファイルが連結されます。日次プロファイルは1年に連結され、それに同じ曜日別プロファイル(24時間の値)が割り当てられます。
1日の電力消費の予想値を直接入力するか、
アシスタントを使用して既存の設備と機器を入力します。
これには、標準的な電力消費量のデータを併記した設備と機器のリストを利用できます。その後、それぞれのエネルギー消費機器の積算として日次電力消費量が算出されます。