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シミュレーションに関与するすべての設備特性値は、ここに表示され、表から直接編集できます。表示は部屋とゾーンで切り替えることができます。右マウスボタンまたは該当するボタンをクリックして、マークした部屋やゾーンの暖房出力、冷房出力、換気条件を変更できます。
設備出力の制約
集中冷暖房システムの出力を設定します。シミュレーションにより、出力の設定値よりも高い需要のあることが判明した場合、限定的な容量がそれぞれの需要に応じて各部屋に配分されます。このためにはまず、設備容量が制限されていない場合に設定値の維持に必要とされる設備容量が時間ごとに算定されます。その後、限定的に使用可能な設備容量が需要に応じて各部屋に配分されます。
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室内の暖房は一部は構成部材への放射熱により、また一部は直接的な空気加熱により行われます。この対流成分は即暖性をもちますが、放射成分からの暖房効果は遅れて現れます。床暖房に比べて、ラジエータは即暖性に優れた対流成分の割合が多くなります。
冷房機器の設定も同じ手順で行います。冷房の場合、基準室温は25℃(暖房は20℃)です。床暖房は天井冷房に相当し、ラジエータはクーラーに相当します。冷房温度により結露の程度が決まり、それに伴い潜在的な冷却負荷も変わってきます。
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また、換気システムによって能動的に冷暖房することもできます。これは室内の空気循環によるもので、外気流量は増しません。シミュレーションにおいてこの機能が有効になるのは、通常の冷暖房だけでは容量不足で室温の設定値に達しない場合に限られます。この場合、指定された温度で最大流量まで給気されます。その設定は、外気流量と同様の手順で行います。換気システムによる冷暖房は、結果に個別に表示されます。自由換気による熱損失や熱利得の他に、通常の機械換気(強制換気)による熱損失または熱利得が加わります。
設備ウィザード
設備ウィザード(「ウィザード」ボタンを使用)では、建物全体の暖房、冷房、換気システムを設定できます。この設定により、部屋別の設定は上書きされます。